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2005.06.24

< 「雨」評2・3 >

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写真=緒川景子
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 「枡野さんてコンタクトが似合いませんね」と面と向かって言ったことのある篠田算が、眼鏡をやめてコンタクトにしたら妙にハンサムになってしまい(むしろモテすぎないようにわざと眼鏡をかけていたらしい!)、ゆるせない気持ちでいっぱいの枡野浩一です!! 今出てる「フラウ」見てね。篠田算にラブレター書いてるから。
 ラブレターといえば歌人の辰巳泰子さんによる枡野浩一論(桜桃忌の日記)は有り難かったです。真に痛くて届く批評というのは、いつだって魂の隣にいる人から投げかけられるものですね。心から感謝します。お返事は、いつか、必ず。

 さて、「受信 2005年6月23日 午前 01時23分」までの歌を拝見しました。投稿が多かったわりには選べる歌が少なかった。写真は緒川景子さんの投稿です。

やんだあと虹がでるなら我慢してあげないこともない雨やどり (山口緑)

 女王様ですか? 我慢してあげないこともなくってよ!

道を行くあらゆる人に追い越され雨に降られているのがやっと (宮川邦恵)

 「やっと」で着地してるのが秀逸。

雨の日に朝刊くるむペラペラのビニールに似た君のまごころ (沼尻つた子)

 「似た」は字余りになっても別の言い方にしたほうがいいかも。
 現状だと、この「まごころ」がネガティブなものに見えるかな。それでいいの? 

濡れた手をつないでしばし雨宿り 冷えているのか燃えているのか (音呼)

 雨宿りは歌になりやすいね。
 1文字あきは私がいれました。 

旅先でビニール傘を買いました どこに捨てるか考えながら (緒川景子)

 旅先でなくてもビニール傘ってそんなだよね。
 旅先で拾った男の暗喩?

無人島みたいな雨のバス停で救われなくてもいい気がしてる (百田きりん)

 気分よく出てる。

太陽はずっと無理して笑ってた しばらく降らせてあげたい雨だ  (日比野あゆ子)

 後半がいい。
 まったく関係ない前半とつなげてみれば?

雨の日の正しい傘の差し方を知って大人になるはずだった (月原真幸)

 「はずだった」という語尾はそろそろ手垢がついてしまってる。

雨やどりしているときはなんとなく妊婦の気持ちがわかる気がする (百田きりん)

 百田きりんさんは「実感」に敏感な人ですね。
 「気がしてる」「気がする」と続いてしまったけれど。 .

雨のつぶ受けとめながらくるくると眺めた色は黄色だったな (穴井苑子)

 ふ〜ん、黄色だったの……。

「ほら、空も泣いてるよ」とか云う暇があったら早くハンカチ貸して (ウチダシンスケ)

 「云う」という漢字の表記は文学趣味病にかかっています。そこだけ目立ってしまう。軽い内容なのに。
 趣味の問題だから、まあいいけど。商業雑誌に書く記事だったら、編集部の方針で「云う」を「言う」に変えられることもあるんだって、知っててね。

雨降りに傘を差さなきゃいけないと誰が決めたの、まあ差すけどさ、 (福々屋大福)

 「、」を末尾につけるのは少しやりすぎ。現代詩ではありがちな手法だし。ただし、これが新聞広告のコピーなら新鮮かも。……ということを意識してやるなら可。

ドラえもん ビッグライトで胸だけを大きくするってことはできるの? (古内よう子)

 ドラえもんの改作で、まあゆるせたのは、これだけかな。改作って難しいねえ……。
 きょうはこれからドラえもん短歌の本の打ち合せです。

 今回からとくに好きだったものに「☆」をつけることにしました。☆がたくさん集まった人には私のポケットマネーで何か記念品あげます。(そういえば『かなしーおもちゃ』の営業やってくれた人、書評コンテストに応募してくれた人、対応遅くてごめん。待ってて……)
 では、また次回。
 『かんたん短歌blog』、月4回は必ず「更新」しますが、毎回「講評」するわけではない、というふうにしますね。どうぞよろしくお願いします。

2005 06 24 08:15 午前 | 固定リンク | トラックバック

2005.06.17

< 無理。 >

このようなスケジュールで
『かんたん短歌blog』の講評を書くのは無理。
何卒お待ちください。

講評を月4回、
というのは私が決めたルールなので、
よくよく考えたら、
もっと読者のためにも自分のためにもなる
更新の仕方があるのかもしれない。
いずれにせよ、
永遠に『かんたん短歌blog』が続くわけはないので、
今できることを丁寧にやるしかないですね。
ご勘弁を。

単にオーバー・ワークだというだけで、
元気です。
皆様もお元気で。

玉石混交の篠田算の短歌、
私の心にとまったものを挙げておきます。
すごく甘く見たつもり。
(「あらすじ短歌」っぽいのも少し残してみた)
あとは没!
本人も、
本人以外のあなたも、
異議があったらトラックバックしてください。

屋上に駆け上がっても頑丈な鉄柵があり真下はプール

倉庫から出てきた車輪  良く見たら幼いころの僕の補助輪

好きな子はいます ちなみに将来の夢もあります でも言いません

メロスではないけど走れ 売店の焼そばパンは1日4個

顔中に油性のペンでSEXと書いてるような種類のにきび

担任のいない真夏の教室でミラーボールは回るのだった

信号のない町だった 町中に轢き逃げされた女子高生が

馴れてないヒールでできた靴擦れを夏休みなら触ってほしい

ローファーの中で真っ赤なペディキュアが剥がされていく男女交際

カラオケもマクドナルドもゲーセンもない町で今日セックスをした

口紅が食べるものではないことをどう話したら伝わるのかな

あたし今日ノドがかわいたフリをして愛のことなど何も知らない

逆光で見えなくっても笑ってることは空気でわかりますよね

アンコール!アンコール!って言いながら早く帰って眠りたかった

「乗りかけた船だから……」っていいながらずっーと顔がニヤニヤしてる

念のためくじら料理が大好きな洋子に彼は紹介しない

私とは繋いでいないほうの手が触れる全てが欲しいと思う

さっきからずっと出ている虹だからまだ見てるのは私だけかも

2005 06 17 10:11 午後 | 固定リンク

2005.06.14

< バリ帰りの枡野浩一です。 >

ただいま!
ほんの3日間の休暇だったし、
たいして日焼けはしてないけど、
スパを2回もやってお肌はつるつる……。
つるつる具合を君に味わってもらえないのが残念です。
パラセイリングで空も飛んできました。
もう飛ぶ前の枡野浩一とは別人だゼ!(語尾もカタカナに)

雨?
そんな湿っぽいもの見たくもないネ。
今週の更新は木曜日の深夜くらいかナ。
ちょっと待っててくれヨ!!

2005 06 14 11:41 午後 | 固定リンク

2005.06.07

< 「雨」評1 >

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イラスト=森文月
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 6月5日のトークライブに来てくださった皆様、ありがとうございました!
 あの日は短歌史に残るので、そこに立ちあえた喜びを噛みしめてくださいね。私も噛みしめます。
 そしてもういちどだけ、正岡豊さんに拍手を!!

 今月のお題は「雨」。
 「受信 2005年6月 7日 午前 05時11分」までの作品を拝読しました。
 なんとなく、それよりあとに投稿されたもののほうがいい作品が多いような気がするんですが、そのへんはまあ、次回ということで。
 私は今月の10日から3日間ほどですが、バリに行って泳いだりしてきます。その前に書かなくてはならない原稿の量のことは今は考えず、『かんたん短歌blog』を更新しますね。
 あ、森文月さんのイラストを掲載しました。短歌だけでなくイラストや写真もお待ちしてます。

 ドラえもん短歌、目下、厳選に厳選を重ねています。
 トラックバックされた改作の中で、よくなっていたのは以下の2首でした。

空港でチェックにかかりポケットの中身を全部出すドラえもん (新井蜜)

ドラえもん耳をかじって悪かった反省してる好きだったんだ  (ゆり)

 以上、ドラえもん短歌の受付は一応終了しますね。結果をお楽しみに……。

 では、雨の歌を見ていきましょう。いつものように1文字あきは私が増やしたり減らしたりしています。

雨怪人 名づけるならばアメゲルゲ 名づけてしまえばもう用はない (穴井苑子)

 わけわかんねー。でも人を食った後半にひかれました。

あめは好き 音だけならね。濡れるのは嫌なんだけど濡れて帰ろう (片山 蒼雨)

 雨を「あめ」と書くのは甘すぎると思うなあ。句点をいれるのも気分出し過ぎ。
 筆名も……。右側のところから読める「筆名」を考察した過去記事を読んでね。

雨は降る。貴方は来ない。来なきゃいい。ずっとこのまま来ないで欲しい。(西村めぐみ)

 これも句点をいれるのは賛成できませんし、「あなた」を「貴方」と書くのも私の趣味ではありませんが、過剰な畳みかけと、情熱に打たれました。

雨の日にちょっぴりワルなあんちくしょう捨てネコ抱くのを見たことは無い (沼尻つた子)

 ないない。僕もない。

その雨は或る設定にしたがってカメラの前にだけ降っていた(秋野道子)

 それが……時代……。

わたしなぜ笑ってるんだろう たった今雨が降り出せばいいのに (遠藤なお)

 同じ内容をもっと五七五七七のリズムにできると思います。

雨音に合わせて歌うもらい泣き ひとり遊びが得意でごめん (カー・イーブン)

 前半、文法的にどうなのかな。っていうか、「もらい泣き」って曲名? だったら括弧が必要。

雨宿りしていかないかと誘われておまえができて籍を入れたの (カー・イーブン)

 そうか。そうやって誘うのか。

雨の日に限らないけどつらい日はあたたかいお茶ゆっくりと飲む (新井蜜)

 んー。ベタだけど気持ちはわかる。

自転車で傘さしながら通学し芯まで濡れるが昼には乾く (新井蜜)

 んー。それを書きとめたい気持ちはわかる。

この腕がタコなら仕事も家事も育児もし皆と握手し たまに食べたり(沼尻つた子)

 食べるって……自分の腕を?!

雨の夜 濡れた髪して「来ちゃった」と微笑む女にドアを開けるな (沼尻つた子)

 あけると、どうなるの?

あの夏の雨水吸った制服の襞の重さを忘れかけてる (沼尻つた子)

 そのことを書きとめたい気持ちはわかる。「忘れかけてる」とまとめてしまうのはもったいない。

二の腕のたるみが痛むときは雨 別れたことは理由ではない (藤原晶)

 何の理由ではないの?

雨の中 マラソンをする腕をふる アニメのような擬音がシャッシャッ (天国ななお)

 実感がある。

ずぶぬれで朝日を見てた 半袖で傘を持ってる君に会いたい(槇野 てる)

 やや説明が多くて状況を思い浮かべにくい。

雨だから 家にいるのは普通だし カビもアップで見ればかわいい (穴井苑子)

 強がって、ほろりとさせる作戦?

真夜中に目が覚めたのを雨音のせいにしながら枕を抱いた(松陽)

 動作があるのがいい。

隠そうとすれば傘とかあるけれど私は雨の中で泣けない(松陽)

 「私は雨の中で泣けない」がいい。前半はつけたしっぽい。

雨のなか花壇に水をやるような愛し方しかできなかったね (沼尻つた子)

 ベタだけど、イメージが強固。

雨の日のビニール傘的トレードで彼が変えられたら楽なのに (松陽)

 雨の日のビニール傘的トレードで俺を捨てられたらつらすぎる。 

こんな日に三つ眼の猫と遭ったのだ 4月最後の雨の日だった(緒川景子)

 小説風の強引な記述で勝負してくれました。

 今週は以上です。
 

2005 06 07 12:17 午後 | 固定リンク | トラックバック

2005.06.02

< 「ドラえもん」評、ラスト。 >

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 いいニュースと、わるいニュースがあります。
 おかげさまで復刊リクエストで百票集まった枡野浩一セカンド短歌集『ドレミふぁんくしょんドロップ』の復刊がきまりました!
 わるいニュースは、同じく百票集まっていたサード短歌集『ますの。』の復刊が無理だと判断されてしまったことなのですが……。もしも、うちで復刊しましょうという奇特な出版社のかたがいらっしゃったら、枡野浩一(ii@masuno.de )までご一報ください。
 『ドレミふぁんくしょんドロップ』に関しても、著者である私が少し金銭的もしくは労力的負担を負うことになりそうで、そう手放しでは喜べませんが、そのへんの話については日曜日のトークイベントででもお話しますね。どうぞよろしくお願いします。

 さて、ドラえもん短歌、最後の講評です。
 明けて本日、小学館編集部と「本にいれる歌選び」をします。

 いつもどおり、枡野浩一の判断で1文字あきを増やしたり減らしたりしています。

どこでもないここにいたいと気付くだけ 何度どこでもドアを開けても (平賀谷友里)

 それを確認するために、必要なドアでした……。

ドラえもん借りれなかった君の手は 愛に関することだったから (ごみたゆうこ)

 しずかちゃんとの結婚は、愛ぬきだったから。

「殴るほうだって痛いさ、こぶしより心がね」と語るジャイアン (笹井宏之)

 笹井宏之さんの投稿作はどれも、切り口は目をひくのに、仕上がり感がいまひとつ。調子がわるいときの篠田算みたい。「あらすじ短歌」っぽい。
 「と語る」のところの字余りがだめ。そもそも「語る」はなくても通じるし。改作してみてください。

ドラえもん ビッグライトで胸だけを大きくするのは可能ですか (古内よう子)

 これも後半の字足らずがだめ。
 私見ですが、字余りは短歌をそんなに壊さないけど、字足らずはかなり壊すのです。
 「可能ですか」という言い方が、そもそもカタイ。改作してみてください。

ドラえもん 少し休んでみたいとき 私の膝でよければどうぞ (沼尻つた子)

 尻がいいな……。

暗記パンあなたの体にくっつけてすべて食べたいあなたのコトを(わに)

 やらしい!

見つけたい しずかちゃんよりかわいいコ なんとかしてよ ねえドラえもん! (藤本洋子)

 大変しろうと臭くて、ちょっとだけ新鮮でした。

タケコプター操縦法を知らなくてママは空からもどってこない (天国ななお)

 そうパパにはおしえられて育ちました。

ポケットの中でこっそりつないだ手 ドラえもんたら気付かないふり (古川亜希)

 やらしい!
 やらしい!

空腹に耐えられなくてパンとしてむさぼるアンキパンはしょっぱい(仁尾智)

 「しょっぱい」は説明的に言いすぎかなあ。

見つけたよ夢をかなえてくれる人 ドラえもんより太ってるけど(山口緑)

 おめでとう。(棒読みで)

ドアノブを握った人が主導権握るやつよね? どこでもドアって (夏木 夏子)

 ふたりで握ったらどうなるの?
 (別の人ので、そういう発想の投稿もあったけど、わかりにくかった)

その台詞 本当だって確かめるためにタイムマシンが欲しい (平賀谷友里)

 嘘だってことを確かめたいくせに。

空港でチェックにかかりポケットの中身を全部並べて見せた (新井蜜)

 ドラえもんの短歌であることを1首の中でわからせてください。改作を。

金属のヒゲが刺しても ドラえもん 抱き寄せるのをためらわないで (沼尻つた子)

 お尻を刺しても……。

よりそえるだれかがほしい夕方だ ポケットのないドラえもんでいい (古川亜希)

 かえって難しい要求になってない?

正座してのび太のママにこんこんと説教されてくるべき上司 (沼尻つた子)

 お尻を叩かれるべき……。

未来からジャイ子の恋をぶちこわすために来たのがドラえもんでしょ? (あみー)

 ジャイ子にも素敵な恋が用意されてるんですよ。原作、ちゃんと読んで! ふじおより。

店番の途中「のび太に返すもの」つぶやく武 見ているジャイ子 (笹井宏之)

 さっき笹井宏之さんに言ったコメント参照。

ジャイアンの強さとのび太の優しさと出来杉君の知能が欲しい (加藤 千怜)

 これは過去の入選作に類似作があったけど参考のため残しました。

遅刻魔にどこでもドアをあげたって遅刻は減らない方に千円 (仁尾智)

 これも過去の佐々木あらら短歌に類似作があったけど参考のため残しました。

「永久に借りておくだけ」ジャイアンの言葉で今日も言い訳をして (ごみたゆうこ)

 奥さんから借りているだけの男でした。 

あなたへの想いだけ小さくなればいい ガリバートンネル行ったり来たり(羊山犬道)

 道具の性能に着目してくれた羊山犬道さん。
 この1首は気持ちはわかるけど、んー。伝わりにくいかな。

ドラえもん耳をかじって悪かった反省してるすきだったんだ (ゆり)

 これは意外な告白。
 「好き」を平仮名で「すき」と書きたい気持ちはわかるけど、「反省してる隙だったんだ」と誤読されてしまうから、いろいろ工夫して再投稿して。まあ、漢字の「好き」でいいと思うな。

ドラえもんあの人好みの顔にして! そっから先は自力で頑張る (三玉小春)

 自力で頑張る部分が少なすぎ!

ドラえもん人を助ける方法は道具以外にもあるんじゃないの(山口緑)

 耳がないから聴こえませんでした。

ぼくのことドラえもんだと思うのかい バッグと愛はもう出せないよ (みうらしんじ)

 おお。シンプルだけど普遍性のある切り口。

あの頃はどこでもドアがなくたってどこでも行けるぼくだったのに (みうらしんじ)

 んー。おじさんぽいけど普遍性のある切り口。

遠い目でどこか見ているドラえもん 未来のことはふりむかないで (みうらしんじ)

 なるほど。広告っぽいけど普遍性のある切り口。

オバQとハットリくんとドラえもんとあと母親がうちにはいない (志井一)

 母親はタケコプター操縦法がわからなくて……。

なんとなくどこでもドアに似てたのでこのアパートに住むことにした(緒川景子)

 どこが?

可愛い子なの 明るくて気がきくし 顔はジャイ子に似てるんだけど (貴志えり)

 わあ、会ってみたい!

ねぇドラちゃん あなたが恋をするときは 自分も満足したいのかしら (内藤青)

 うん。言いなりになる恋人が欲しいんだ。

ごめんねと言える道具があるのなら 今すぐ貸して欲しいんだけど (鈴木ノブオ)

 ごめんね。そんな道具はないんだ。

ドラちゃんの願いはなぁに? 僕らにはポッケはないが 言ってごらんよ (樫子麻理)

 きくだけで、何もしてあげないけど。

もし仮にのび太が女だったなら素直でバカでけっこうタイプ (篠田算)

 上野千鶴子さんの前でもそう言える?

ドラえもん 実は未来の短歌って57文字とかじゃないよね? (福々屋大福)

 これは惜しい。
 「57文字とかじゃないよね?」のところ、もっと素直に。改作してください。

ねえジャイアン、いつものび太をいじめてるけどそれってまさか恋では・・・? (山下歩)

 これも切り口がいいのに仕上げがだめ。五七五七七に改作してください。
 あと「・・・」はだめだって前回言ったじゃん! 反抗期?

 以上です。
 「改作してください」と言われた人だけは、改作案を引き続き投稿してもOKですが、急いで!
 それ以外のかたは、6月のお題「雨」の歌を。
 どうぞよろしくお願いします。

2005 06 02 11:39 午前 | 固定リンク | トラックバック

2005.06.01

< 選歌中です。 >

ドラえもん短歌の募集はしめきりました。
たくさんの投稿、ありがとうございました。

好きだった雨、雨だったあのころの日々、あのころの日々だった君 (枡野浩一)

6月のお題は、じつに素直に「雨」とします。
雨、という言葉を詠み込んでください。
えーと、でも、しばらく投稿は待ってね。頭の中で推敲しておいて。
今週の木曜日あたりにはドラえもん短歌の講評を更新しますので、
そのあとに「雨」短歌の投稿を受け付けます。

何度か告知しましたが、
次の日曜日の昼、東京新宿で、歌人の正岡豊さんとトークをします。
http://masuno.de/kinkyou
関西在住の正岡豊さんを東京で目撃するチャンスです。
短歌だけでなく俳句や現代詩にも詳しく、
どんな歌人のことも
一言で鋭く言い当ててしまう正岡さんと話していると、
「この人は短歌に絶望していて、
それでもなお短歌を信じようとしている」
ということに心が熱くなります。

2ちゃんねる以上に赤裸々に。
「短歌ヴァーサス」以上に愛をこめて。
あらゆるノイズの中で耳を澄まそうとしている、
私たちの話を聞きにきてください。

だめだったプランひとつをいまきみが入れた真水のコップに話す (正岡豊)


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2005 06 01 06:44 午前 | 固定リンク