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2006.05.31

< 5月の評その2 >

「短歌投稿のお約束」「トラックバックのお約束」をご確認の上、納得したら投稿してください。(「かんたん短歌blog」も3年目……スタート当時とは更新のペースなど「お約束」の細部が変わっております、最近の記事も随時ご参照ください) 初投稿の方は筆名の読み方を書き添えてください。

イラストや写真の投稿も、短歌投稿の「お約束」に準じます。将来、枡野浩一の本に参加してもらえるようなクリエーターとの出会いを心待ちにしております。

課題はこの記事の末尾で発表します。そのほか、自由テーマの短歌も受け付けています。投稿数は、あまり多いと枡野浩一の心がくじけますので、控えめにお願いします。ひとつの作品を推敲して何度も投稿したり、以前の作品を改作して再投稿したりするのは、ご自由に……。短歌およびイラストや写真、そのほか雑談の投稿トラックバックURL: http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/10312052

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 ああ……。
 「5月の評」なのに更新中に月が変わっていました。信じられないスケジュールで、いろんなことをやっています、最近。
 あのー、『かんたん短歌の作り方』(筑摩書房)や『かなしーおもちゃ』(インフォバーン)や『ドラえもん短歌』(小学館)に大きな扱いで出ている投稿歌人で、枡野浩一に顔と名前を覚えられていて、困っている枡野浩一のためなら一肌ぬぎますという人、もしもここを見ていたらii@masuno.deまで至急ご一報ください。大至急!!! ※追記。ものすごい急ぎだったので6/1現在で受付を締め切らせていただきました。ご協力に大感謝!!!

カフェ短歌の評、いきます。歌の順番は投稿順です。

おかわりはいかがですかともう一度聞いてくれればいただく覚悟 (野良ゆうき)

 覚悟はしてるのに、なかなか聞いてくれない……。

茶店から喫茶店へと進化してカフェになるまで僕は待ってた (本原隆)

 「茶店」→「喫茶店」という順序には疑問が残るが、後半の気分はわかります。

コーヒーを頼めばコーラが来るような 初恋だった悪くなかった (遠藤しな)

 でもそのコーラがホットだった……さすがにいやだった。
 
カフェにいる。ドラマの中の一場面みたいだけれど誰も見てない。 (稲荷辺長太)

 ドラマとはいえ句点は演出過剰だと思います。

ツチノコのように生きてるわたくしにオープンカフェは敷居が高い (カー・イーブン)

 自意識過剰です。あなたはせいぜい蛇。

マスターとカランコロンと鳴るドアを懐かしいなとちょっと思う派 (宍戸れみ)

 短歌全体を「〜派」でまとめてるところに着目してしまう派。

「談話室滝沢」5番テーブルで君にぶたれて終わりたかった (二坂英之)

 実際にぶたれたのは4番テーブルだった。

「picnic」 立原あゆこ×古内よう子×緒川景子

 これはあとで見て、あなたたちのブログに直接コメントします。すごくあとになると思う。

雑誌読む僕と店主とアルバイト 小野リサだけが妙にやる気だ (宇津つよし)

 僕たちのやる気はボッサボッサだ……。

こうすればひと待つ態に見えるかと時折顔をあげてみたりして (やましろひでゆき)

 自意識過剰です。せいぜい春の熊に見える程度。

昼酒を大手を振って飲めるからカフェの小洒落たすべてを許す (若崎しおり)

 あなたの許しが必要だったとは……。

コーヒーは信頼できる さようなら むやみに近づかない大人たち (百田きりん)

 お元気で。

両足をついてていいよ休んだらまたケンケンで出て行くんだし (百田きりん)

 いつか、また。

一杯のビールを時間かけて飲み二杯目をまたゆっくりと飲む (新井蜜)

 小洒落たすべてを許すため。

どうせならみんなつぶれちゃえばいいな君と来たカフェ来なかったカフェ (まみ)

 やけにならないで!

透明な氷の凹みを確かめてチェリーの種を入れたらおわり (穴井苑子)

 さよなら!

タリーズのモカはとっても甘いからあなたがいなくたって泣かない (日向奈央)

 涙なんかじゃないわ。

あきらめることに慣れたしポッケには何もいれないようにしている (丸山太一)

 ましてや叩いたりしないし。

正直になりすぎたあと もう大人だって思い出させる飲みもの (佐藤青)

 大人の味は嘘つきの味。

カフェオレのうずには強い毒性があるのでけしてのぞかぬように (福々屋大福)

 見ただけで、やられるとの噂。

かき氷始めましたの貼り紙はゆっくり秋をはじめる合図 (根岸絹)

 夏来たりなば……。

 というわけで、ここからの課題は「お別れ短歌」。
 お別れを言うように歌をつくりましょう。

2006 05 31 12:52 午後 | 固定リンク | トラックバック

2006.05.21

< 「ドラえもん短歌」最終結果発表! >

というわけで、下半期の入選者も発表になりました!
http://dora-world.com/mail/dora_tanka.html

「かんたん短歌blog」からの入選者のうち、
森雅湖さん 
→連絡つきました!
金森人浩さん 
→連絡つきました!
山田和代さん
のブログが消失しています。
ここを見たら、
ii@masuno.deまでご一報ください!

ドラえもん短歌のルーツは古く、
私がNHK「スタジオパークからこんにちは」で
「かんたん短歌塾」をやっていた頃から、
勝手に(藤子プロや小学館の許可も得ず?)
募集していました。
そういうお題で短歌を募集するというのは、
当時は珍しかったと思います。

それが時を経て、
新たに募集した作品が一冊の本にまとまり、
さらなる新作も募集することができて、
とても面白かった……。
幸福を感じています。

『ドラえもん短歌』の第二弾が
出るかどうかは、
第—弾の売れ行きにかかっているので、
図書館で読んだという人も、
ぜひ一冊、買ってください。

一冊持ってる人は、
もう一冊、買ってください。
プレゼントに最適です。

ドラえもん短歌

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2006 05 21 02:21 午前 | 固定リンク | トラックバック

2006.05.18

< 5月の評その1/新しい課題発表 >

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課題はこの記事の末尾で発表します。そのほか、自由テーマの短歌も受け付けています。投稿数は、あまり多いと枡野浩一の心がくじけますので、控えめにお願いします。ひとつの作品を推敲して何度も投稿したり、以前の作品を改作して再投稿したりするのは、ご自由に……。短歌およびイラストや写真、そのほか雑談の投稿トラックバックURL:  http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/10080896

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イラスト=後藤グミ
masuno_060515


 辰巳泰子さんの歌会と「カフェますの」、それぞれ大盛況でした。
 お目にかかれた皆様は、ぜひ感想をトラックバックしてくださいね。次の活動に繋げたいので。
 二日連続のイベントで私もいろいろ考えたことがあるんですが、それに関してはまた、詳しく書いたり話したりする機会が訪れると思います。
 今はただ、関わってくださった方々全員に、心よりの感謝を!

 村上春樹短歌は、あんまり盛り上がらなかったですね……ごめん。
 既存の短歌で、村上春樹を詠んだ傑作って、なんかあった気がします。気づいた人、ぜひトラックバックで教えて!
 私も去年の金紙&銀紙展で、村上春樹本にクレヨンで一首書いて売った記憶があるのだが、その歌忘れちゃったよ……その程度の歌だったんだと思うが。
 では、評に行きます。
 コメントは投稿順。「村上春樹短歌」の合間に、自由テーマの短歌や、前回の課題である「失恋論短歌」も混じってます。
 そういえば村上春樹って、失恋しても「やれやれ」「そういうものだ」で済ませそう。

失いたくなくて家族になって徐々に失恋しているようだ (茅野枝葉)

 失恋論短歌。(「徐々に」誤字を直しました)
 結婚もまた失恋なのかもしれないね。

30で坊主頭にしたわけは君にさわってほしかったから (トヨタエリ)

 これは失恋して髪を切ったという失恋論短歌?
 村上春樹が坊主頭だったら、もう少し好きかもとか、ふと思いました。

イージーリスニングなどは流れない 私が通うクリーニング屋には (秋野道子)

 村上春樹ワンダーランドって日本ではないからね。わたせせいぞう共和国の隣にあるらしい。

ホッピーを片手に半裸ワッハッハ 村上春樹の笑顔を探して (宇津つよし)

 あんまり笑わなそう。村上春樹って。

「やれやれ……」とかったるそうにしてるのに モテてるお前が鼻持ちならない (岡本雅哉)

 意見は普通だが「鼻持ちならない」という言いまわしを拾ってきたところがよかった。

風の歌ではなく風の告げ口さ 聴けといわれて聴こえるものは (みうらしんじ)☆

 正論で勝負していて説得力あり。☆(お気にいりマーク)をつけました。

恋すればよくあることだ突然に喋りだすのも黙り込むのも (遠藤しな)

 黙り込みそう。村上春樹の作中人物って。

森のくまさんは優しいクマでした おそらく春の熊もそうです (松陽)

 冬眠から目覚めたばかりで空腹であるため、人を襲いやすいという説もあります。

黒と黄がまかれた樹木の軒先でジョンとヨーコが熱弁している (浮島しづむ)

 目に浮かぶようです。わたせせいぞうが隣のガーデンチェアで微笑んでいます。

きょう吹いた風にも気づけない僕にあしたはあしたの風は吹かない (仁尾智)

 気づくまでもう一歩!

下がるべき内側がない白線の上であしたをお待ちください (仁尾智)

 やだ。

美しい夢を見ていた 引きちぎるように目覚めてようやくわかる (若崎汐里)

 失恋論短歌。
 やや説明的だが、実感がこもってる。
 正確には「引きちぎられるように目覚めて」では? 今のままでもいいか。
 同じ意味のことを、別の言い方でも表現してみて。

失恋の受け身ばかりが巧くなる もっと投げ飛ばされたかったよ (若崎汐里)

 あなたには要領よく文章をまとめる力がありますね。
 そこから一歩、はみだす勇気を。

 以上です。
 新しい課題を発表します。
 「カフェ短歌」

 カフェの壁に飾るとよさそうな歌を詠んでください。
 カフェという言葉はいれてもいれなくてもOK。
 喫茶店でもいいよ。もちろん。

2006 05 18 04:32 午前 | 固定リンク | トラックバック

2006.05.09

< さとうかよ個展! >

 「カフェますの」でデビューするある9の衣装に協力してくださっているさとうかよさんが個展を開催中です!

 じつはこの灯籠の狛犬をつくったのも、さとうかよさん。麗しくて不思議な女性です。ぜひ「カフェますの」の前にでも寄ってみてください。


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2006 05 09 01:57 午前 | 固定リンク | トラックバック

2006.05.08

< 中村厚一郎さんへ。 >

中村厚一郎さんのページ
のコメント欄にうまく書き込めなかったのでトラックバックします。

こんにちは。
イベントではきちんとお会いできず残念でした。
文章を拝読し、いくつかご質問したくなりました。

あなたはなぜ、このようなことを考えていながら、イベントのさなかにマイクを受け取って発言されなかったのでしょうか。
私はあなたの文章を拝読して、「ああ、その考えをすぐそばに座っていた私に一言伝えてくれていれば、なんらかの対処法がとれたのに……」と、無念な気持ちになりました。自らの至らなさに、歯がみする思いです。

私がおしゃべりで皆さんを楽しませることができなかったことは心苦しいのですが、あなたがステージにあがって面白い話をしてくださっても全然よかったのですよ。そのチャンスは室井佑月さんが何度も提示していたはずです。

あなたのおっしゃる「アウェイ」の立場というのは、そんなことを一切しない、あくまで傍観者としてイベントが進んでいくことを観察して、終わってしまってから「批判」を書く、そういうスタンスのことなのでしょうか。

それから。
「みんな。ブログにやばい話を書くなよな」
というのはもしかしたら私の発言の「引用」なのかもしれませんが、私はそんな言葉遣いではなく、
「あんまり書かないであげてくださいね……」
と言ったはずです。むろん「書かないで」と言っても、書く人は書くものだと知っていますから、あれは半ば客席の皆さんを笑わせたくて口にした発言です。ちっともウケなかったようなので素直に反省しますが、その真意だけはお伝えしておきます。

さて。
《やさしさに騙されてはいけない。批判や対立にさらされることによって、それぞれが自分自身を見つけることができるのである。》
と、あなたはお書きになりました。
私はそれは、ブロガーの皆さんに対しても言っていい言葉だと思います。スポットライトが当らず、淋しく孤独な思いをした人ほど、ある強度を持った優れた表現をするものです。
室井佑月さんは常に、自らの知恵と勇気で道をきりひらいてきた作家なので、マイクを受け取ってくれと呼びかけても反応できないような、シャイすぎる皆さんの気持ちはよくわからないのだと思います。

そんなシャイすぎる人たちを喜ばせるイベントを企画することは、難しくなかったかもしれない。けれど、そんなお膳立てをするということは、じつは客席にいる皆さんをあらかじめ下にみることです。あなたの理想とする世界は、そんな「優しさ」の周辺には、絶対に生まれない。……あなたは、ほんとうは、そのことをご存知なのではないですか?




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2006 05 08 10:55 午後 | 固定リンク | トラックバック

< 美しい室井佑月へ。 >

ゆづ、
昨夜は元気な姿が見られて嬉しかった。

もう僕のことなんか忘れてると思ってたよ。

なんか十年前より若々しくなってて驚きました。
仕事があって途中で失礼したけど、
ほんとうは朝まで飲みたかったな。
客席にいた「最後にデートした若い男」が何者なのか、
気になって仕方なかった。

ココログで募集した短歌を、
二冊の本にまとめたことがある僕にはわかるよ。

かなしーおもちゃ―あるある短歌〈1〉

ドラえもん短歌
一般公募した文章をまとめて本にすることが
いかに難しい仕事であるか。
(僕はそんなシステムにしなかったけれど)
著者印税をユニセフに募金する、
というふうにしてもなお、
参加者からは不満が出てしまうものです。

Love Love Love

きのうの飲み会も
ワンドリンクつきで500円というのは、
ロフトプラスワンのシステム上ありえないというか、
おそらく室井佑月または版元が
読者サービスとして企画したイベントなのでしょう。
(マネージャーさんも
「きょうはプライベートでの参加」と言っていました)
事務所に所属している作家とそのスタッフが、
あれだけの時間を無償で提供する、
ということの大変さ。
けれどそういう隠れた心づかいも、
参加者にはなかなか伝わらないものです。

それはまあ、しかたない。
皆がゆづのように考える人間ではないから。
でも、僕だけはわかってるからね、ゆづ。

その心意気が少しずつ伝わって、
本が一冊でも多く売れることを祈ってる。

僕も物書きになって十数年、
室井佑月はもう
「最も古くからの友人」に
なってしまった。
ココログで昔、
こんな手紙を書いたことを思いだしました。

時間はあっというまに流れますね。

また近いうちに、
室井佑月と愉快な仲間たちの集いに、
僕も混ぜてやってください。
「暗さ要因」として頑張ります。

くれぐれもからだには気をつけて。
いくら美しくても、
死んだら元も子もないよ。

追伸。
きのうあげた『あるきかたがただしくない』には
名前こそ直接出てこないけれど、
室井佑月をイメージして書いた原稿が
収録されています。
そこだけでも読んでね。
あるきかたがただしくない



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2006 05 08 08:09 午後 | 固定リンク | トラックバック

2006.05.04

< 寺山の命日。 >








マッチ擦る塚本邦雄 マッチ擦るつかのま海に寺山修司 (枡野浩一)







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2006 05 04 11:27 午前 | 固定リンク | トラックバック