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2006.05.08

< 中村厚一郎さんへ。 >

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こんにちは。
イベントではきちんとお会いできず残念でした。
文章を拝読し、いくつかご質問したくなりました。

あなたはなぜ、このようなことを考えていながら、イベントのさなかにマイクを受け取って発言されなかったのでしょうか。
私はあなたの文章を拝読して、「ああ、その考えをすぐそばに座っていた私に一言伝えてくれていれば、なんらかの対処法がとれたのに……」と、無念な気持ちになりました。自らの至らなさに、歯がみする思いです。

私がおしゃべりで皆さんを楽しませることができなかったことは心苦しいのですが、あなたがステージにあがって面白い話をしてくださっても全然よかったのですよ。そのチャンスは室井佑月さんが何度も提示していたはずです。

あなたのおっしゃる「アウェイ」の立場というのは、そんなことを一切しない、あくまで傍観者としてイベントが進んでいくことを観察して、終わってしまってから「批判」を書く、そういうスタンスのことなのでしょうか。

それから。
「みんな。ブログにやばい話を書くなよな」
というのはもしかしたら私の発言の「引用」なのかもしれませんが、私はそんな言葉遣いではなく、
「あんまり書かないであげてくださいね……」
と言ったはずです。むろん「書かないで」と言っても、書く人は書くものだと知っていますから、あれは半ば客席の皆さんを笑わせたくて口にした発言です。ちっともウケなかったようなので素直に反省しますが、その真意だけはお伝えしておきます。

さて。
《やさしさに騙されてはいけない。批判や対立にさらされることによって、それぞれが自分自身を見つけることができるのである。》
と、あなたはお書きになりました。
私はそれは、ブロガーの皆さんに対しても言っていい言葉だと思います。スポットライトが当らず、淋しく孤独な思いをした人ほど、ある強度を持った優れた表現をするものです。
室井佑月さんは常に、自らの知恵と勇気で道をきりひらいてきた作家なので、マイクを受け取ってくれと呼びかけても反応できないような、シャイすぎる皆さんの気持ちはよくわからないのだと思います。

そんなシャイすぎる人たちを喜ばせるイベントを企画することは、難しくなかったかもしれない。けれど、そんなお膳立てをするということは、じつは客席にいる皆さんをあらかじめ下にみることです。あなたの理想とする世界は、そんな「優しさ」の周辺には、絶対に生まれない。……あなたは、ほんとうは、そのことをご存知なのではないですか?




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2006 05 08 10:55 午後 | 固定リンク

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