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2007.11.24
< 梅本直志第一歌集は、本秀康の表紙イラスト。 >
ロック短歌、と題して、
週ごとの見ひらきの隅に1首ずつ、
梅本直志の短歌が!
全53首。
私のデビュー作
『てのりくじら』(実業之日本社)より多い。
*
ロック短歌8◆ザ・ダムド
おれは今夜彼女に会いたい→おれ今夜彼女会いたい→→おれ夜女会
ロック短歌10◆ザ・バンド
群集の中で、自分の声を聞く とらわれの身の、春は名のみの
*
扉ページでは、
イラストレイション=本 秀康
ロック短歌=梅本直志
と、名前が並んでいる。
こういうことを、ああ、
やってほしかったのだ!
というか、
私もこういうこと、
したかったー。いいなー。
定価1000円。安い。
二冊買ってしまった。
梅本直志は、
『かんたん短歌の作り方』(筑摩書房)で、
一度の投稿実績もないのに連作デビューした歌人。
あの本は、連作(「作品集」)の作者には
原稿料が支払われた。
『ショートソング』(集英社文庫)にも
彼のチョコレートの歌がつかわれているが、
あれも、もともとソニープラザのPR誌のために
詠んでもらった歌だから、
PR誌掲載時に原稿料を払っている。
常に原稿料をもらって短歌を詠むロック歌人、
梅本直志。
*
私が、
「かんたん短歌blog」常連投稿者に
(勝手に!)期待してきたのは、
こういう、ゲリラ的な「正解」を
自ら見つけること……
なのだと思う。
この問題については、
たぶん、
追って後日また書きます。
2007 11 24 10:04 午後 | 固定リンク