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2008.03.04

< 昨年11月の作品評を今さら >

ちょっと風邪をひいています。
ひとつ前の笹井さんの記事、
少し加筆しました。
具体的な歌を挙げてなかったので。

「日刊ゲンダイ」
3月13日発売号(14日付)の
読書日記を執筆しました。
天野慶の新刊、
笹井宏之歌集、
伊勢谷小枝子歌集……について
少しずつ触れています。
ご一読を。

ふとんにくるまって天井を見て、
なにか忘れているような気がしてならなくて、
「かんたん短歌blog」の
休止直前にトラックバックされていた作品
http://masuno-tanka.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_3e06.html#trackback
に、
まだコメントしてないことを思いだしました。
すみません。

残念ながら、
あらためて読み返して、
気になった歌は、ほんの少し。
二首ほどでした。

 すこやかに徐々になってる気がします 溺れたようなうがいをしては (笹本奈緒)

この歌は「しては」という語尾の処理がよい。

 A4が出ないコピー機 ファが出ないクラリネットと同じとみなす (笹本奈緒)

この歌は「みなす」という語尾の処理がよくない。

木村比呂さんは、 
せっかく久々に復活してくれたのに、
そのとたん「かんたん短歌blog」
休止にしてしまってごめんね。

 目 目覚めるたびに傷つく部品 今朝猫を見た また会えるといいね  (木村比呂)

トラックバックはされていない、上の歌が好きでした。

 アイロン たたみかけたい好機ならハートマークの蒸散で良い (木村比呂)

「蒸散」という言葉、
私も昔ある短歌につかっていたが、
あまりにも皆に書きまちがえられるため、
「蒸発」に変えてしまったことがある。

変えなくて済む道もあると思います。

『ショートソング』(集英社文庫)は、
宇都宮敦さんや木村比呂さんに、
歌人としてのバトンを渡すつもりで、
書いていたようなところもある。

そろそろ「花中葬」の季節ですね。

その道を、進んでください。

2008 03 04 04:12 午前 | 固定リンク

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