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2008.12.19

< お金の話 >

現代短歌は、
それを詠むことが「お金」につながらない、
というのが大前提になってしまっている世界。
「短歌を発表するために、お金を払う」
……それが普通のことになっています。
とりわけ結社活動は、情熱ある有志の
ボランティア精神で支えられていることが多く、
そのこと自体には頭が下がりますが、
「お金をかけずに作品を発表する」
「短歌でお金を得る」
という道筋をもっと死にものぐるいで考えてみると
まだできることはあるんじゃないかと、
私はスタート当初から考えていました。

それは
「お金になりさえすれば何でもやる」
というのとは、
全然ちがう話です。
程度問題。
「お金にならなければならないほど尊い」
とまで感じるようになったら、
何かから目をそらしているのだと思う。

前置きが長くなりました。

以下は、
mixiの枡野書店コミュの日記
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=35399701&comm_id=3673156
と同文ですが、
こちらにも載せておきます。



この世でいちばん大事な「カネ」の話 (よりみちパン!セ)

執筆の休憩時間。
二人の知人が日記ですすめていた
西原理恵子の新刊を
ちょっと読んだら
とまらない……。

これは……。
本気の一冊だ……。

このシリーズはほんと凄いね。
その人がいちばん書くべきことを書いている。
(じつはこのシリーズ、
某社で企画が立ち上がったものの
その社の上司が理解を示さず、
理論社に企画が持ち込まれたのだという)

西原さんとは一度だけ
偶然お目にかかったことがあり、
そのときのことは
『あるきかたがただしくない』(朝日新聞社)
に書いた。
あまり幸福な出会いではなかった。
あるきかたがただしくない

昔から作品は大好きだけど、
本音を赤裸々に描いているように見せつつ、
「どう振る舞ったら人に好感を持たれるか」
が、よくわかっている人だと思っていた。

ごめんなさい。

すでに知ってることでも、
この著者が書くと、
実感をともなった生の情報として
腑に落ちる。
《日本では年間で三万人もの人が自殺をしているという。
 この数字は先進国の中でも異様な数なんだって。日本の交通事故死者数が年間で五千人というから、その六倍もの人が自殺を選んでいる。それを思うと、銃声の音は聞こえないけど、「日本にもかたちのちがう戦場があるのかもしれない」って思う。
 だって三万人って言ったら、ひとつの市や町の人口に匹敵するくらいの数だよ。大地震が起きたわけでもないのに、市や町がまるごと消滅したくらいの人が毎年毎年、みずから亡くなっている。》

http://www.pot.co.jp/fushimi/%e8%a5%bf%e5%8e%9f%e7%90%86%e6%81%b5%e5%ad%90%e3%80%8e%e3%81%93%e3%81%ae%e4%b8%96%e3%81%a7%e3%81%84%e3%81%a1%e3%81%b0%e3%82%93%e5%a4%a7%e4%ba%8b%e3%81%aa%e3%80%8c%e3%82%ab%e3%83%8d%e3%80%8d%e3%81%ae.html
伏見憲明さんにならって、
正座して読み、一気に読了。

これは必読。
一読をすすめたい人の顔が浮かびます。何人も。

会社の経営者、
ギャンブラー、
ギャンブラーの配偶者は、
読まないとそん。

サイバラは漫画でもっといいもの描いてる!
という意見もあるでしょうけど、
活字にしたことで届く層というのもあるから、
これは渾身の代表作ですね……。

そして来年の目標は、
「貯金」
に決定。

2008 12 19 06:45 午後 | 固定リンク

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