2010.01.16
< 一月の中間発表2 >
枡野浩一です。
近況はこんな感じ。
『東京タワー短歌』展、月曜日からです。
展示会場で東京タワー短歌、引き続き募集中。
ここ「かんたん短歌blog」へ投稿してくれてもオーケー。
しめきりは2010年3月3日必着とします。
どうぞよろしくお願いします。
*
また中間発表します。
掲載順は、投稿順。
ただし、
トラックバック投稿の入選作→ついったー投稿の入選作
の順になっています。
何首かをまとめて投稿しないでください。
一首ずつお願いします。
今回は似た感じの歌が
続けて投稿されていて「おや?」と思ったので、
あえて両方選んで並べてみたりしてます。
読みくらべてみてください。
東京タワー短歌も、そうだったなあ。
同案多数の中での競い合いなんです。
同じ作者の中での「同工異曲」も、
比較検討の上で、いいほうを残したり。
もっと、決定的な感じの歌が見たいです。
「日経ウーマンオンライン」編集部と、
趣味が合わないことがわかってきたので、
今回は前回より甘めに選んでみました。
*
百年に一度かどうかなんてこと千年生きてから言ってくれ (野良ゆうき)
毎朝の儀式のように右足で東京駅に降り立つわたし (野良ゆうき)
東京はみやこじゃないと思ってる 京都の人はみんなそうです (鹿ケ谷街庵)
東京に行くのが冒険だったころ乾いた布で磨いたシューズ (伊藤夏人)
『壊れかけのRadio』は今や完全に壊れてしまい鳴らないらしい (鹿ケ谷街庵)
矢印は一方向を示してた東京行ののぞみの切符 (伊藤夏人)
しんなりとなったブーツを履きなおす あと10分で東京に着く (名なし/遠藤しなもん)
誰かから愛されたいと思うから時々カレーライスを作る (鹿ケ谷街庵)
性欲がおさまらなくて夕飯の白菜鍋が煮えすぎている (福々屋大福)
曲がり角を曲がりきるまで手をふって見送ったから後悔しない (振戸りく)
*
寝過ごした最終電車が見せる夢 忘れてなんかいなかったのか (瀬波麻人)
東京は色が溢れて簡単に自分を見失えそうだった (都季)
虎舞竜幸せだなと思います幸せだったとも思います (さとう香奈)
「結婚する」ファミレスで君が言ったんだ鶏の唐揚げ鶏の唐揚げ (三浦音音)
弟が東京弁で恋人とけんかしている夜の温室 (石原ユキオ)
毎食後1日3回服用のために正しくごはんを食べる (is)
マフラーを編んでる君の東京に冬が来ました僕も来ました (町上由樹子)
ビルとビルのこんなに細いすきまから自転車がくる太陽もくる (岡本雅哉)
雨なのか鼻水なのか東京都なのか千葉県なのか涙か (さとう香奈)
ぬるま湯にお湯をどんどん注ぎ込む まもなくここを飛び出すために (緒川景子)
うまココア ぬくぬくココア 濃いココア あつあつココア 飲み過ぎココア (名なし/ヒラタヨシフミ)
*
ぎりぎりのスケジュールで進めているため一部、
事後報告的になりましたが今月、
「日々経る短歌」に採用された歌の作者を発表します。順不同。
岡本雅哉さん
佐藤誠さん
小椋あづきさん
キヨタさん
キヨタさんは、
もっと筆名らしい筆名にしないと、
後世の人がネット検索したりしたとき
埋もれてしまうと思います。ご一考を。
*
付け句「よい一年でありますように」と
「オリジナルの新年の挨拶を短歌に」の
二つのお題以外のお題に関しては、
引き続き投稿を受け付けます。
ふたつ前の記事を熟読し、
トラックバックも
ふたつ前の記事に引き続きどうぞ。
ついったーの投稿も拝読しています。
ハッシュタグがちゃんと反映されているかどうか、
投稿後に自分で確認してみてください。
(どうしても反映されない場合は、
「@toiimasunomo」宛にご連絡ください)
ではまたタイミングをみて更新します。
2010 01 16 03:37 午前 | 固定リンク